参加無料
~実施テーマ:ハンズオン - 端末SRF化エージェント~
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス (FFPA) では、工場のIoT化や情報利活用に関するトレンドや課題を共有するワークショップを開催します。
国立研究開発法人情報通信研究機構 (NICT) では、無線LANを使用している製造機器や各種センサー等に組み込むことでSRF無線プラットフォームの基本制御機能が実現できる端末SRF化エージェントの研究開発を進めています。この端末SRF化エージェントのサンプルコードを無償で提供することにより、製造機器や各種センサー等を開発している産業機器ベンダーの方々がSRF無線プラットフォームに新規参入するための負荷を大きく軽減させることを目指しています。今回のVoCワークショップでは、この端末SRF化エージェントを体験できるハンズオンイベントを実施します。
お申込みの上、是非ご参加ください。
参加無料
工場の5G/L5Gによる無線化の普及推進に向けた課題と対策 (第5回)
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)と5G-ACIA(*)は、工場の5G/L5Gによる無線化の普及推進に向けた課題や対策を議論する第5回ジョイント・ワークショップを開催します。奮ってご参加ください。
*5G-ACIA (5G Alliance for Connected Industries and Automation)は、5Gの産業応用の標準を形成するために中心的な役割を担うグローバルフォーラム(https://5g-acia.org/)
第5回のワークショップは、FFPA、5G-ACIA共催、XGMF(*)協賛となります。各組織の簡単な紹介、今までの有益な議論の有効活用を図るための文書化、今後の協力関係の構築について議論します。また自動車工場において、自動運転を用いて完成車を保管場所であるヤード移送するユースケースを例にとり、5G-ACIAのビジネス価値の評価方法を適用した検討の紹介をする予定です。さらにNICTからも、産業DXに向けての無線技術についてご講演をいただく予定です。
*XGMF (XG Mobile Promotion Forum)は、モバイルサービス・ビジネスの普及推進と、Beyond 5G/6Gに向けた情報通信産業の成長力強化を目的とする団体。
2024年10月09日
XGモバイル推進フォーラム
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス
~産業用5Gのグローバルエコシステム構築を推進~
モバイルサービスの普及 / モバイルビジネスの展開を推進するXGモバイル推進フォーラム (XGMF) と工場での無線通信の普及を推進するフレキシブルファクトリパートナーアライアンス (FFPA) は、産業用無線通信、特に産業用5Gのためのグローバルエコシステムを構築することを目指して協力するため、覚書 (MoU) に署名しました。この新たなパートナーシップにより、スマート工場などでの無線通信の利活用を推進します。
FFPAは、複数の無線システムが混在する環境下での安定した通信を実現する協調制御技術を規格化したSRF無線プラットフォームを推進しており、2022年には5Gに対応したVer.2を策定しています。XGMFは、Beyond 5G / 6G時代に向けて我が国が国際的なリーダーシップを発揮して、常識・慣例にとらわれない革新的技術 / 新ユースケースの創出を図ることにより、情報通信産業の成長力強化等に貢献します。両者はシナジーを最大に生かし、Beyond 5G / 6Gを産業用通信に適用するポテンシャルを分析します。MoUに記載された活動項目には、ミーティングやイベントへの相互参加、共同マーケティングとプロモーションの活動、および情報や出版物の交換が含まれています。
FFPAの代表幹事である丸橋建一氏 (NEC) は次のように述べています。
「適材適所で無線通信の導入を目指すFFPAにとって、高速大容量、高信頼・低遅延、多数接続の特長を持つ5Gは、産業応用において極めて重要な無線インターフェースです。XGMFとともに、ユーザーにおける生産性向上に寄与するユースケースを開拓し、製造現場での無線利用を促進します。」
XGMFの共同代表である中尾彰宏氏 (東京大学) は次のように述べています。
「5Gテクノロジーが進化し、6G開発が進むにつれて、各業界とのコラボレーションはさらに重要になります。製造現場での無線利用を牽引するFFPAとの連携は、無線通信の革新的なビジネスモデルと新たなユースケースを探求するXGMFの活動にとって不可欠であり、強力なパートナーシップのもと5G / ローカル5Gの更なる普及促進を図ります。」
XGモバイル推進フォーラムについて
ⅩGモバイル推進フォーラム (XGMF) は、モバイル通信へのニーズの変化に対応するため、モバイルサービスの普及 / モバイルビジネスの展開を推進するとともに、Beyond 5G / 6G時代に向けて我が国が国際的なリーダーシップを発揮して、常識・慣例にとらわれない革新的技術 / 新ユースケースの創出を図ることにより、情報通信産業の成長力強化等に貢献することを目的としています。
XGモバイル推進フォーラム 公開サイト : https://xgmf.jp/
フレキシブルファクトリパートナーアライアンスについて
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス (FFPA) は、複数の無線システムが混在する環境下での安定した通信を実現する協調制御技術の規格策定と標準化、および普及の促進を通じ、製造現場のIoT化を推進するために2017年7月に設立された非営利の任意団体。メンバー企業は、オムロン株式会社、株式会社国際電気通信基礎技術研究所、サンリツオートメイション株式会社、国立研究開発法人情報通信研究機構、日本電気株式会社、富士通株式会社、村田機械株式会社、シーメンス株式会社、一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター。会長は、アンドレアス・デンゲル (ドイツ人工知能研究センター)。
FFPA 公開サイト : https://www.ffp-a.org/jp-index.html
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス
佐藤 慎一
info@ffp-a.org
XGモバイル推進フォーラム
西岡 誠治
contact@xgmf.jp
参加無料
~実施テーマ:サブGHzで新たな用途を拓くIEEE 802.11ah~
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)では、工場のIoT化や情報利活用に関するトレンドや課題を共有するワークショップを開催します。
2022年の電波法改正からほぼ2年が過ぎ、920MHz帯無線規格Wi-Fi HaLow (IEEE 802.11ah)に準拠する製品が市場に出回っています。Wi-Fi HaLowは、これまでのWi-Fiに比べ、長距離通信に適し、映像伝送が可能な通信速度、イーサネットで繋がるインターフェースなどの特徴を持ち、新しい無線通信の用途を開拓するものとして期待されています。今回のワークショップでは、Wi-Fi HaLow (IEEE 802.11ah)の最新動向、特徴やユースケースを議論します。
お申込みの上、是非ご参加ください。
※Wi-Fi、Wi-Fi HaLowは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
参加無料
工場の5G/L5Gによる無線化の普及推進に向けた課題と対策 (第4回)
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)と5G-ACIA(*)は、工場の5G/L5Gによる無線化の普及推進に向けた課題や対策を議論する第4回ジョイント・ワークショップを開催します。奮ってご参加ください。
*5G-ACIA (5G Alliance for Connected Industries and Automation)は、5Gの産業応用の標準を形成するために中心的な役割を担うグローバルフォーラム(https://5g-acia.org/)
第4回ワークショップでは、前回提示のあった2つのユースケースである「屋内、多数端末収容」と「屋内外、自律運転」について、ケーススタディを行います。さらに、今までの有益な議論の有効活用を図るための文書化や、活動をさらに発展させるためのXGMF*との連携についても議論予定です。
*XGMF (XG Mobile Promotion Forum)は、モバイルサービス・ビジネスの普及推進と、Beyond 5G/6Gに向けた情報通信産業の成長力強化を目的とする団体。
このジョイント・ワークショップは、FFPAが開催しているVoCワークショップとは異なります。
2024年05月21日
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス
~認定した製品が普及することにより製造現場の無線のトラブルが解決、
製造現場のワイヤレス化に向けて大きく前進~
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス (FFPA) は、製造現場の様々な用途として混在して利用される多様な無線システムを安定に共存させるSRF (Smart Resource Flow) 無線プラットフォームの通信規格に準拠した製品群として、Field Manager、SRF Gateway、SRF Deviceの3種7製品を新たに認定しました。これにより、認定製品はトータル4種15製品に拡大しました。認定した製品が普及することにより、製造現場の無線のトラブルが解決し、ユーザーが安心して製造現場に無線システムを導入することが可能となります。
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス (FFPA) は、製造現場の様々な用途で混在して利用される多様な無線システムを安定に共存させるSRF (Smart Resource Flow) 無線プラットフォームの通信規格に準拠する製品を認定する認証プログラムを実施しています。このたびFFPAは、指定のテストサイトが行った適合性試験、相互接続性試験の結果をもとに、SRF無線プラットフォーム通信規格の技術仕様Ver.1.1に準拠した製品群を新たに認定しました。今回認定した製品は、Field Manager、SRF Gateway、SRF Deviceの3種7製品です。これにより、認定製品はトータル4種15製品に拡大しました。詳細については、FFPAのウェブサイト (https://www.ffp-a.org/certification/c_products.html) をご覧ください。
認定した製品が普及することにより、製造現場に混在している多様な規格、世代、ベンダーの無線システムが共存及び協調でき、可視化や統合管理が可能となる仕組みが実現されます。無線通信を管理するコントローラは、認定されたマルチベンダーの無線機器を監視、制御することが可能となるため、ユーザーが安心して製造現場に無線通信システムを導入することが可能となります。
FFPAは、2024年5月29日から31日に東京ビッグサイト西3・4ホールで開催されるワイヤレスジャパン2024×ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)2024に出展します。小間番号W-15のFFPAの展示では、SRF無線プラットフォーム、認証プログラムに関連する展示を行います。
https://prd.event-lab.jp/wj2024/oguide/exhibitor/detail/6d188f3d7435dd2e87443364ad264eb5/WJWTP
SRF無線プラットフォームでは、Field Managerと呼ばれるコントローラ、SRF Gateway、SRF Device、SRF Sensorなどの機器でシステムが構成されており (図1)、それぞれの機器には、設定、ポリシー制御、監視を行う機能が実装されています。指定のテストサイトが実施する適合性試験、相互接続性試験では、テストツールや参照デバイスを用い、機器間でやりとりされるメッセージが通信規格に適合していること、適切に通信が行われていることなどを検証します。FFPAは試験結果を審査し、適合した製品に対して認証登録し、ロゴ (図2) の付与を行います。認証プログラムの概要については、FFPAのウェブサイト (https://www.ffp-a.org/document/jp-index.html) をご覧ください。
図1 SRF無線プラットフォームの構成
図2 SRF無線プラットフォームのロゴ (本ロゴは、FFPAの登録商標です)
フレキシブルファクトリパートナーアライアンスについて
フレキシブルファクトリパートナーアライアンスは、複数の無線システムが混在する環境下での安定した通信を実現する協調制御技術の規格策定と標準化、および普及の促進を通じ、製造現場のIoT化を推進するために2017年7月に設立された非営利の任意団体。メンバー企業は、2024年4月現在、オムロン株式会社、株式会社国際電気通信基礎技術研究所、サンリツオートメイション株式会社、国立研究開発法人情報通信研究機構、日本電気株式会社、富士通株式会社、村田機械株式会社、シーメンス株式会社、一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター。会長は、アンドレアス・デンゲル (ドイツ人工知能研究センター)。
FFPA公開サイト : https://www.ffp-a.org/jp-index.html
SRF (Smart Resource Flow)
SRF (Smart Resource Flow) は、マルチレイヤシステム分析を用い、製造に関わる資源 (人、設備、機器、材料、エネルギー、通信など) がスムーズに流れるよう管理するシステム工学戦略。
参加無料
工場の5G/L5Gによる無線化の普及推進に向けた課題と対策 (第3回)
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)と5G-ACIA(*)は、工場の5G/L5Gによる無線化の普及推進に向けた課題や対策を議論する第3回ジョイント・ワークショップを開催します。奮ってご参加ください。
*5G-ACIA (5G Alliance for Connected Industries and Automation)は、5Gの産業応用の標準を形成するために中心的な役割を担うグローバルフォーラム(https://5g-acia.org/)
第1回、第2回ワークショップ (8/28、11/7) での検討結果を踏まえ、第3回ワークショップでは、産業用5Gの導入の鍵となる「投資対効果の算出方法」と「OT-IT間の5G導入ケーススタディ」を議論します。
このジョイント・ワークショップは、FFPAが開催しているVoCワークショップとは異なります。
参加無料
~実施テーマ:制御用無線 - ケーススタディ:搬送ロボットを上手に制御する -~
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)では、工場のIoT化や情報利活用に関するトレンドや課題を共有するワークショップを開催します。
製造現場や倉庫で利用されるAGVやAMRなどの制御用途では、高い稼働率を確保するため安定した無線通信が必要となります。無線通信の品質は、機器の設置状態、動作環境、周辺環境によって影響を受ける可能性があるため、システム構築時の調査・設計やシステム運用などにおいては注意が必要です。
本ワークショップでは、例として自動倉庫における搬送ロボットに対する無線通信の課題を設定し、どのように問題を回避するかなどについて議論します。また制御用通信だけでなく、無線安全制御の考え方も共有します。
なお現地参加者向けに、NEC無線通信安定化ソリューションを適用したAMR制御のデモをご覧いただくイベントもご用意しています。
参考資料:https://jpn.nec.com/iot/platform/stabilization-wireless/index.html
お申込みの上、是非ご参加ください。
参加無料
~実施テーマ:ハンズオンイベント「SRFのリアル」~
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)では、工場のIoT化や情報利活用に関するトレンドや課題を共有するワークショップを開催します。
FFPAが推進するSRF無線プラットフォームにより、製造現場の様々な用途として混在して利用される多様な無線システムを安定に共存させることが可能になります。このSRF無線プラットフォームの規格に準拠する製品で何ができるか、どんな効果が期待できるかを体験していただけるハンズオンイベントを実施します。
村田機械株式会社様の工場内で実施された実証実験の結果報告に続いて、ベンダーが持ち込む認証済みSRF機器の操作や運用を目の前でご覧いただきます。SRFで安定かつ安心して無線通信を活用するあなたの工場を想像してみてください。
お申込みの上、是非ご参加ください。
参加無料
工場の5G/L5Gによる無線化の普及推進に向けた課題と対策 (第2回)
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)と5G-ACIA(*)は、工場の5G/L5Gによる無線化の普及推進に向けた課題や対策を議論する第2回ジョイント・ワークショップを開催します。奮ってご参加ください。
*5G-ACIA (5G Alliance for Connected Industries and Automation)は、5Gの産業応用の標準を形成するために中心的な役割を担うグローバルフォーラム(https://5g-acia.org/)
8/28に開催した第1回ワークショップでの議論結果を踏まえ、第2回ワークショップでは、「5Gのリアル」と「優先ユースケースと要求条件」に着目します。
「5Gのリアル」につきましては、既に5Gソリューションを提供されている企業 (ソフトバンク、富士通、Ericsson、Nokia、Qualcomm) からご登壇いただき、様々なポジションの企業間での情報共有と意識合わせを図るための話題提供を行っていただきます。
「優先ユースケースと要求条件」につきましては、5G-ACIAとFFPAの関連ドキュメント内容を各団体の代表の方から参考情報としてご説明いただきます。
その後、ラウンドテーブルで2件の着目点に関する議論、とりまとめを行ったうえで、今後に向けた方策を議論します。
このジョイント・ワークショップは、FFPAが開催しているVoCワークショップとは異なります。
参加無料
工場の5G/L5Gによる無線化の普及推進に向けた課題と対策
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)と5G-ACIA(*)は、工場の5G/L5Gによる無線化の普及推進に向けた課題や対策を議論するジョイント・ワークショップを開催します。奮ってご参加ください。
*5G-ACIA (5G Alliance for Connected Industries and Automation)は、5Gの産業応用の標準を形成するために中心的な役割を担うグローバルフォーラム(https://5g-acia.org/)
5G利用が始まった頃の想定に比べ、工場の5Gによる無線化が十分普及していない状況にあります。今回のワークショップでは、その課題を明確化し、さらにその解決策を洗い出すことで普及の促進を図り、工場運営の効率化やビジネス化を推進していきます。
参加無料
~実施テーマ:
第9回「基礎講座:無線LANの使い方を一から解説」
第10回「無線LANのトラブルシューティング」
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)では、工場のIoT化や情報利活用に関するトレンドや課題を共有するワークショップを開催します。
今回、製造現場で利用する無線LANに関する話題を2回に分けて議論します。
7/5開催のワークショップでは、無線LANをこれから使う方、使っているが基本的なところを理解したい方向けに、基礎講座として無線LANの使い方を一から解説します。なるべく不明な点を残さないよう、質疑応答の時間を設けます。
7/19開催のワークショップでは、無線LANのトラブルシューティングをテーマに議論します。無線LANトラブルのあるある事例を共有し、問題の本質と解決方法を導きます。当日は、皆様からの無線LANトラブル事例の持ち込みを歓迎します。
無線LANについて既に詳しい方は、2回目のワークショップのみへのご参加をお薦めします。お申込みの上、是非ご参加ください。
有志の方からの話題提供 (プレゼン) を歓迎しますので、是非ご検討をお願いします。
プレゼンは、スライド1、2枚でも構いません。
2023年05月25日
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス
~製造現場において様々な用途として混在して利用される
多様な無線システムの安定化に向けて大きく前進~
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)は、製造現場の様々な用途として混在して利用される多様な無線システムを安定に共存させるSRF (Smart Resource Flow) 無線プラットフォームの通信規格に準拠した製品群として、Field Manager、SRF Gateway、SRF Device、SRF Sensorの4種の製品を新たに認定しました。これにより、認定製品は4種8製品となりました。認定した製品が普及することにより、ユーザーが安心して製造現場に無線システムを導入することが可能となります。
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA) は、製造現場の様々な用途として混在して利用される多様な無線システムを安定に共存させるSRF (Smart Resource Flow) 無線プラットフォームの通信規格に準拠する製品を認定する認証プログラムを実施しています。このたびFFPAは、指定のテストサイトが行った適合性試験、相互接続性試験の結果をもとに、SRF無線プラットフォーム通信規格の技術仕様Ver.1.1に準拠した製品群を新たに認定しました。今回認定した製品は、Field Manager、SRF Gateway、SRF Device、SRF Sensorの4種です。これにより、認定製品は4種8製品となりました。詳細については、FFPAのウェブサイト (https://www.ffp-a.org/certification/jp-index.html) をご覧ください。
認定した製品が普及することにより、製造現場に混在している多様な規格、世代、ベンダーの無線システムが共存及び協調でき、可視化や統合管理が可能となる仕組みが実現されます。無線通信を管理するコントローラは、認定されたマルチベンダーの無線機器を監視、制御することが可能となるため、ユーザーが安心して製造現場に無線通信システムを導入することが可能となります。
SRF無線プラットフォームでは、Field Managerと呼ばれるコントローラ、SRF Gateway、SRF Device、SRF Sensorなどの機器でシステムが構成されており(図1)、それぞれの機器には、設定、ポリシー制御、監視を行う機能が実装されています。指定のテストサイトが実施する適合性試験、相互接続性試験では、テストツールや参照デバイスを用い、機器間でやりとりされるメッセージが通信規格に適合していること、適切に通信が行われていることなどを検証します。FFPAは試験結果を審査し、適合した製品に対して認証登録し、ロゴ(図2)の付与を行います。認証プログラムの概要については、FFPAのウェブサイト (https://www.ffp-a.org/document/jp-index.html) をご覧ください。
図1 SRF無線プラットフォームの構成
図2 SRF無線プラットフォームのロゴ (本ロゴは、FFPAの登録商標です)
フレキシブルファクトリパートナーアライアンスについて
フレキシブルファクトリパートナーアライアンスは、複数の無線システムが混在する環境下での安定した通信を実現する協調制御技術の規格策定と標準化、および普及の促進を通じ、製造現場のIoT化を推進するために2017年7月に設立された非営利の任意団体。メンバー企業は、2023年4月現在、オムロン株式会社、株式会社国際電気通信基礎技術研究所、サンリツオートメイション株式会社、国立研究開発法人情報通信研究機構、日本電気株式会社、富士通株式会社、村田機械株式会社、シーメンス株式会社、一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター。会長は、アンドレアス・デンゲル (ドイツ人工知能研究センター)。
FFPA公開サイト : https://www.ffp-a.org/jp-index.html
SRF (Smart Resource Flow)
SRF (Smart Resource Flow) は、マルチレイヤシステム分析を用い、製造に関わる資源 (人、設備、機器、材料、エネルギー、通信など) がスムーズに流れるよう管理するシステム工学戦略。
2023年03月29日
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス
~製造現場において様々な用途として混在して利用される
多様な無線システムの安定化に向けて大きく前進~
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)は、製造現場の様々な用途として混在して利用される多様な無線システムを安定に共存させるSRF(Smart Resource Flow)無線プラットフォームの通信規格に準拠した製品群第一号として、Field Manager、SRF Gateway、SRF Device、SRF Sensorの4種の製品を認定しました。認定した製品が普及することにより、ユーザーが安心して製造現場に無線システムを導入することが可能となります。
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)は、製造現場の様々な用途として混在して利用される多様な無線システムを安定に共存させるSRF(Smart Resource Flow)無線プラットフォームの通信規格に準拠する製品を認定する認証プログラムを実施しています。このたびFFPAは、指定のテストサイトが行った適合性試験、相互接続性試験の結果をもとに、SRF無線プラットフォーム通信規格の技術仕様Ver.1.1に準拠した製品群を認定しました。認定した製品は、Field Manager、SRF Gateway、SRF Device、SRF Sensorの4種です。詳細については、FFPAのウェブサイト (https://www.ffp-a.org/certification/jp-index.html) をご覧ください。
認定した製品が普及することにより、製造現場に混在している多様な規格、世代、ベンダーの無線システムが共存及び協調でき、可視化や統合管理が可能となる仕組みが実現されます。無線通信を管理するコントローラは、認定されたマルチベンダーの無線機器を監視、制御することが可能となるため、ユーザーが安心して製造現場に無線通信システムを導入することが可能となります。
SRF無線プラットフォームでは、Field Managerと呼ばれるコントローラ、SRF Gateway、SRF Device、SRF Sensorなどの機器でシステムが構成されており(図1)、それぞれの機器には、設定、ポリシー制御、監視を行う機能が実装されています。指定のテストサイトが実施する適合性試験、相互接続性試験では、テストツールや参照デバイスを用い、機器間でやりとりされるメッセージが通信規格に適合していること、適切に通信が行われていることなどを検証します。FFPAは試験結果を審査し、適合した製品に対して認証登録し、ロゴ(図2)の付与を行います。認証プログラムの概要については、FFPAのウェブサイト (https://www.ffp-a.org/document/jp-index.html) をご覧ください。
図1 SRF無線プラットフォームの構成
図2 SRF無線プラットフォームのロゴ (本ロゴは、FFPAの登録商標です)
製造現場における無線通信の課題
工場などの製造現場では、消費者の多様なニーズに応えるための生産ラインの柔軟な変更を可能とする工場内通信のワイヤレス化や、無線センサを活用した産業機械の故障予知など、無線の利活用が期待されています(*1)。一方で、工場内においては様々な無線システムが混在することや産業機械から電波雑音が発生することにより、無線通信が不安定化することが課題となっています(*1)。例えば、無線LAN等が使う免許不要帯においては、既に製造現場において複数のIoT機器が導入されつつあり、このような機器が発する電波が同じ周波数を利用する場合、互いに干渉し合うことで通信障害が生じ、その可能性を最大限引き出すことができなくなる可能性があります(*2)。
FFPAは、こうした課題に取り組み、国立研究開発法人情報通信研究機構 (NICT) の提案によるSRF無線プラットフォームをシステムの基本構成として採用し、複数の無線システムが混在する環境下での安定した通信を実現する通信規格を策定してきました。
(*1) 総務省 令和2年情報通信白書
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd267260.html
(*2) 経済産業省 2020年版ものづくり白書
https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2020/index.html
SRF無線プラットフォームの構成
SRF無線プラットフォームはField Manager、SRF Gateway、SRF Device、SRF Sensorから構成されます(図1)。Field Managerは、複数の無線システムを統合管理するコントローラであり、アプリケーションの要求品質を満たし電波干渉を回避するよう無線リソースを協調し、制御ポリシーにより各無線システムに無線リソースを配分します。SRF Gateway/SRF Deviceは、Field Managerの管理下で無線通信を行う親機/子機であり、Field Managerからの制御ポリシーに従い自律的に無線リソースを制御し、無線回線状態等を測定しField Managerへ通知します。SRF Sensorは、Field Managerの管理下にない無線機器を検知・監視する無線環境センサです。これらの連携動作により、複数の無線システムが混在している無線環境において安定した無線通信を実現します。
フレキシブルファクトリパートナーアライアンスについて
フレキシブルファクトリパートナーアライアンスは、複数の無線システムが混在する環境下での安定した通信を実現する協調制御技術の規格策定と標準化、および普及の促進を通じ、製造現場のIoT化を推進するために2017年7月に設立された非営利の任意団体。メンバー企業は、2023年3月現在、オムロン株式会社、株式会社国際電気通信基礎技術研究所、サンリツオートメイション株式会社、国立研究開発法人情報通信研究機構、日本電気株式会社、富士通株式会社、村田機械株式会社、シーメンス株式会社、一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター。会長は、アンドレアス・デンゲル (ドイツ人工知能研究センター)。
FFPA公開サイト : https://www.ffp-a.org/jp-index.html
SRF (Smart Resource Flow)
SRF (Smart Resource Flow) は、マルチレイヤシステム分析を用い、製造に関わる資源 (人、設備、機器、材料、エネルギー、通信など) がスムーズに流れるよう管理するシステム工学戦略。
参加無料
~実施テーマ:「ローカル5Gで産業用無線はどう変わるか?」~
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)では、工場のIoT化や情報利活用に関するトレンドや課題を共有するワークショップを開催します。
2019年12月に日本におけるローカル5Gの制度化、免許申請の受付が始まってから3年がたち、基地局数は増え続けています。産業用途としてローカル5Gの導入も進んでおり、ユースケースにも実用性で磨きがかかっています。この3年、ローカル5Gへの期待や課題はどう変わったか、取り組み例を紹介し、今後ローカル5Gで産業用無線はどう変わるか、参加者を交えてディスカッションします。この機会に、疑問や課題を投げかけていただけると幸いです。
お申込みの上、是非ご参加ください。
有志の方からの話題提供 (プレゼン) を歓迎しますので、是非ご検討をお願いします。
プレゼンは、スライド1、2枚でも構いません。
参加申し込み、プレゼン希望の方は、以下からお申込みください。
2023年01月18日
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス
~5G制御、マルチホップ機能を追加し、様々な用途に対応する最適な無線通信を提供~
製造現場での無線利用に対する期待の高まりを受け、より多くの製品に対してSRF無線プラットフォームの適用を検討していただくため、2022年5月に策定した最新のSRF無線プラットフォーム通信規格の技術仕様Ver.2.0を一般公開しました。技術仕様Ver.2.0では、技術仕様Ver.1.1との後方互換性を保ちながら、新規に5G Control for Frequency Control、5G Control for Multi-radio Integration Control、Multi-hop Controlの機能等を追加しました。技術仕様では、SRF無線プラットフォームのリファレンスアーキテクチャ、機能、機能ブロック間のメッセージ・パラメータ、代表的なシーケンスダイアグラム、データフレームを規定しています。FFPAのウェブサイト (https://www.ffp-a.org/document/jp-index.html) からダウンロードできますので、ご活用ください。
フレキシブルファクトリパートナーアライアンス (FFPA) では、製造現場の様々な用途として混在して利用される多様な無線システムを安定化する協調制御技術であるSRF (Smart Resource Flow) 無線プラットフォームの通信規格の策定を行っています。このたび、製造現場での無線利用に対する期待の高まりを受け、より多くの製品に対してSRF無線プラットフォームの適用を検討していただくため、SRF無線プラットフォーム通信規格の最新の技術仕様Ver.2.0を一般公開しました。
技術仕様Ver.2.0では、SRF無線プラットフォームのリファレンスアーキテクチャ、機能、機能ブロック間のメッセージ・パラメータ、代表的なシーケンスダイアグラム、データフレームを規定しており、技術仕様Ver.1.1との後方互換性を保ち、第5世代移動通信システム(5G)と免許不要周波数帯の無線方式の協調制御を追加し、マルチホップ通信などを可能とするネットワークトポロジーの拡張を行っています。技術仕様Ver.2.0に規定されている機能リスト (無線リソース制御に関連する機能を抜粋) を図1に示します。ここで、5G Control for Frequency Control、5G Control for Multi-radio Integration Control、Multi-hop Controlは、技術仕様Ver.1.1に対して新規に追加した機能です。規定している機能は、基本的な制御である必須機能と、装置やシステムを特徴付けるためにベンダが選択して実装するオプション機能に分類されています。機能ブロック間のメッセージは、アプリケーション・プログラミング・インタフェースの一種であるREST (Representational State Transfer) API により定義されています。また、パラメータはJSON (Java Script Object Notation) フォーマットを使用して定義されています。FFPAのウェブサイト (https://www.ffp-a.org/document/jp-index.html) から技術仕様をダウンロードすることができますので、詳細については、そちらをご参照ください。
図1 技術仕様Ver.2.0に規定されている機能リスト (無線リソース制御に関連する機能を抜粋)
FFPAは、2023年1月25日から27日に東京ビッグサイト (西展示棟1階 西2ホール) で開催されるスマート工場EXPO2023に出展します。展示ブース (小間番号61-80) および新製品・新技術セミナー (1月27日(金) 13:00~13:30) において、FFPAとそのメンバー企業から、最新の技術仕様Ver. 2.0を含むSRF無線プラットフォームの社会展開に関しての最新トピックスを紹介します。また、FFPAでは、FFPAの活動やSRF無線プラットフォームに関心を持っていただいた企業の方々からなるユーザーグループ (2022年12月末時点において52企業・機関) でのコミュニティ活動を行っており、2023年3月上旬に、産業用5G/ローカル5Gをテーマとしたワークショップを開催する予定です。ご関心がある方は、FFPA事務局 (Email:info@ffp-a.org) までご連絡ください。
製造現場における無線通信の課題
工場などの製造現場では、消費者の多様なニーズに応えるための生産ラインの柔軟な変更を可能とする工場内通信のワイヤレス化や、無線センサを活用した産業機械の故障予知など、無線の利活用が期待されています(*1)。一方で、工場内においては様々な無線システムが混在することや産業機械から電波雑音が発生することにより、無線通信が不安定化することが課題となっています(*1)。例えば、無線LAN等が使う免許不要帯においては、既に製造現場において複数のIoT機器が導入されつつあり、このような機器が発する電波が同じ周波数を利用する場合、互いに干渉し合うことで通信障害が生じ、その可能性を最大限引き出すことができなくなる可能性があります(*2)。
FFPAは、こうした課題に取り組み、国立研究開発法人情報通信研究機構 (NICT) の提案によるSRF無線プラットフォームをシステムの基本構成として採用し、複数の無線システムが混在する環境下での安定した通信を実現する通信規格を策定してきました。
(*1) 総務省 令和2年情報通信白書
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd267260.html
(*2) 経済産業省 2020年版ものづくり白書
https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2020/index.html
SRF無線プラットフォームの構成
SRF無線プラットフォームはField Manager、SRF Gateway、SRF Device、SRF Sensorから構成されます (図2)。Field Managerは、複数の無線システムを統合管理するコントローラであり、アプリケーションの要求品質を満たし電波干渉を回避するよう無線リソースを協調し、制御ポリシーにより各無線システムに無線リソースを配分します。SRF Gateway/SRF Deviceは、Field Managerの管理下で無線通信を行う親機/子機であり、Field Managerからの制御ポリシーに従い自律的に無線リソースを制御し、無線回線状態等を測定しField Managerへ通知します。SRF Sensorは、Field Managerの管理下にない無線機器を検知・監視する無線環境センサです。これらの連携動作により、複数の無線システムが混在している無線環境において安定した無線通信を実現します。
図2 SRF無線プラットフォームの構成
SRF無線プラットフォーム通信規格技術仕様Ver. 2.0概要
技術仕様Ver.2.0では、SRF無線プラットフォームが適切に制御し統合管理を行う対象とする無線システムとして、技術仕様Ver.1.1までに対応してきた免許不要周波数帯の無線システムに加え、新たに5Gを追加しました。技術仕様Ver.2.0を用いることで、5Gと免許不要周波数帯の無線方式の双方に対応した無線機器は、より安定した通信や効率的な周波数利用を実現することができるようになります。例えば、5Gと免許不要周波数帯の無線システムの複数方式をサポートするコンボデバイスを搭載する自律移動ロボット (AMR: Autonomous Mobile Robot) が導入された現場においては、複数回線の切り替えや並列伝送による安定通信が可能になります (図3)。例えば、(1) AMRが免許不要周波数帯の無線システムで通信を行いながら移動する際、その周辺に設置された他のデバイスの通信により免許不要周波数帯が混雑している場合には、通信方式を5Gに切り替える、(2) AMRが移動や停止などの制御に関するデータと、AMRに搭載されたカメラからの動画データを、それぞれ無線で送受信する際、周波数帯の混雑状況に応じて制御に関するデータと動画データを免許不要周波数帯の無線システムと5Gを適切に切り替えて送受信する、といった制御が自律的に行われます。
さらに、技術仕様Ver.2.0ではSRF無線プラットフォームを構成する要素の1つであるSRF Gatewayでネットワークを中継するマルチホップ通信機能を追加しました。このマルチホップ通信では、SRF Gateway間の無線接続や、SRF Deviceを経由したSRF Gateway同士の接続が可能になります。これにより、安定した無線通信のカバレッジを容易に拡大することが可能になります。また、有線ネットワーク上にSRF Gatewayを設けることで、有線/無線混在ネットワークにも対応し、例えば5Gと有線の並列伝送のように、複数回線統合制御の柔軟性を向上させることができます。
図3 5Gに対応したSRF無線プラットフォームの活用例
フレキシブルファクトリパートナーアライアンスについて
フレキシブルファクトリパートナーアライアンスは、複数の無線システムが混在する環境下での安定した通信を実現する協調制御技術の規格策定と標準化、および普及の促進を通じ、製造現場のIoT化を推進するために2017年7月に設立された非営利の任意団体。メンバー企業は、2022年12月末現在、オムロン株式会社、株式会社国際電気通信基礎技術研究所、サンリツオートメイション株式会社、国立研究開発法人情報通信研究機構、日本電気株式会社、富士通株式会社、村田機械株式会社、シーメンス株式会社、一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター。会長は、アンドレアス・デンゲル (ドイツ人工知能研究センター)。
FFPA公開サイト : https://www.ffp-a.org/jp-index.html
SRF (Smart Resource Flow)
SRF (Smart Resource Flow) は、マルチレイヤシステム分析を用い、製造に関わる資源 (人、設備、機器、材料、エネルギー、通信など) がスムーズに流れるよう管理するシステム工学戦略。