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04/01/2019

フレキシブルファクトリパートナーアライアンス
2019年4月1日

無線通信が統合された工場ネットワーク向けセキュリティガイドラインを公開

フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)は、無線通信が利用される製造現場で活用できるFlexible Factory Security Guidelines(英文)を策定し、FFPAのウェブサイトで公開しました。このガイドラインは、工場におけるサイバーセキュリティ対策を、守るべき資産、脅威、リスクとともに記述したものです。

このガイドラインを活用して、

  1. 工場ネットワークに無線通信で接続されるデバイス、機器、システムのセキュアな管理を行うためのネットワークセキュリティや、その処置に関する基本的なフレームワークを理解する、
  2. 工場におけるセキュリティ対策の責任者が、セキュリティベンダーやセキュリティ分析会社とコミュニケーションをするときにツールして使用する、

ことができます。

このユニークなガイドラインは、株式会社カスペルスキー、株式会社 FFRI、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、日本電気株式会社の専門家により検討され、策定されたものです。

ガイドラインは、以下のサイトから無料でダウンロードすることができます。https://www.ffp-a.org/document/index.html

なお協力パートナーであるFlexible Factory Project (国立研究開発法人情報通信研究機構)が、より製造現場に近い部門で活用できるセキュリティ導入ガイドを公開していますので、こちらもご活用ください。 (http://www2.nict.go.jp/wireless/ffpj.html)

フレキシブルファクトリパートナーアライアンス(FFPA)について

フレキシブルファクトリパートナーアライアンスは、複数の無線システムが混在する環境下での安定した通信を実現する協調制御技術の規格策定と標準化、および普及の促進を通じ、製造現場のIoT化を推進するために2017年7月に設立された非営利の任意団体。 メンバー企業は、2018年9月末現在、オムロン株式会社、株式会社国際電気通信基礎技術研究所、国立研究開発法人情報通信研究機構、日本電気株式会社、富士通株式会社、サンリツオートメイション株式会社、村田機械株式会社、シーメンス株式会社の8社。